沖縄紀行と案内・16

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沖縄紀行(16)沖縄 「国道58号線」



本島縦貫の国道58号線は、鹿児島市がスタート点になっていた・・?!、

再び、国道58号を南下する。
ムーンビーチから仲泊の恩納村を過ぎると読谷村で、この辺りは内陸部を走るようになる。
ここで気が付いたのだが、レンターカー屋で頂いた観光地図には載っていないが、小生の「全国道路地図」にはこの辺りの仲泊、山田そして真栄田辺りは歴史国道・「国頭方 西街道」として記載してある。

この歴史街道は琉球王朝時代に整備された宿道(しゅくみち)ともいい、首里城から概ね現在の58号線に並行して名護、今帰仁、本部更には国頭(くにがみ)まで延びていたという。
その後、時代を経るに従い、特に近年の国道工事や戦争により多くの宿道がその姿を変え、消滅してしまい、現在、保存状態の良いのがこの地・恩納村仲泊から読谷村との境近辺だといわれる。 
旧街道沿いには一里塚、観音堂、石畳道や松並木から馬場跡など史跡に指定されているものがあり、歴史散策が楽しめるようになっているらしい。

尚、西街道に対して、「国頭方 東海道」というのもあり、概ね東海岸に沿っていていて現在の国道229、331号にあたる。 
ただこの道は、西街道の風光明媚な地域と違って山が多く、通行不能な区間(東村平良)もあり舟による海上の道もあるらしい。 
東海道は主に王国時代、首里城建設用材や造船用材を北部地域で産出したのを運行するルーととして使用してたようである。
他にも王国時代の沖縄島には「宿道」と呼ばれるのが6本あり、基幹道路として整備されたという。


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そして「国道58号線」であるが・・、

本島をほぼ北の端(辺戸岬)からへ南へ縦貫するこの道は、沖縄観光道路とも云われ那覇市から主要な観光地を巡っている。 
県内では特に若者の間で「ゴーパチ」、「ゴッパチ」などと愛称で呼ばれているようである。 
県民ドライバーのみならずレンタカーを利用する観光客も必ず一度は通ったことのある主要道路で、国道58号となった後も沖縄県内では俗に1号線とも呼ばれているようでもある。

そして、この道の基点で驚かされたのであるが・・、実はこの国道は鹿児島市がスタート点になっているという。 鹿児島市内の中心地、城山山麓の西郷銅像の前がスタート点になっているという。
ここからの鹿児島市内の道は、市民には「朝日通り」という愛称もあり、東へ進むこと僅か700m程であるが、実はここで58号線の陸地国道は終わっているのである。 
以降は、海上と島を結び沖縄本島に到っている。

主な経由地は西之表市(種子島)、奄美市(奄美大島)、そして本島へ上陸して辺戸岬より名護市、嘉手納町、浦添市で終点が那覇市となっている。
沖縄県では確かに「沖縄の大動脈・国道58号」などと称されているが、種子島、奄美大島の区間においても交通の大動脈であることに変わりはない。 

そして、その距離であるが・・、
陸上距離では255kmであるが、海上区間を含めた場合だと総延長は約857kmとなり、日本国内の最延長である国道4号(全長739km)を抜いて日本最長の国道となっているのである・・!!、いやはや驚きである。


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