「沖縄旅行と案内」3

沖縄紀行Part3:(東部海岸、沖縄海洋博公園、美ら海水族館
沖縄紀行Part4:(
今帰仁城址、古宇利島、ヒルギ林
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【本島北部】


さて、沖縄の空も明けて2日目である。
孫殿2人(1歳と4歳)もすこぶる元気で、元気すぎて手にあまる程でもある。
今日の予定は本島北部方面で、主たる目的地は本部の「海洋博公園と美ら海水族館」である。 
その他に時間の許す限り、数箇所巡るつもりであるが・・。
今日も沖縄の天気はまずまずであるが、陽気はチョット暑そうで25度以上の夏日になることうけあいである。
ホテルバイキングの朝食(朝食付きの宿泊)を済まして、早速出発である。



  【東部海岸・各ビーチ】

目の前の国道58号線を名護方面に向かう・・。
最初の「タイガービーチ」から、ホテルのテラスから見えた「サンマリーナビーチ」を横に見る。
次に「万座ビーチ」で白い砂浜を挟んでの左は「万座毛」」の大絶壁と右端の台形型のANA万座ビーチホテルが対照的で面白い。

次に現われたのは「みゆきビーチ」である、こちらのホテルは全室和室ということで当初宿泊地の第一希望に上がったが、主たる客層が修学旅行生が対象ということで遠慮した経緯があった。
「かりゆしビーチ」を過ぎると間もなく明るく開けた部瀬名の岬が延びている。
「ぶせなビーチ」の丘陵にはザ・ブセナ・テラスリゾートという瀟洒なホテルが建つ。 沖縄でも第一級のホテルで一度は泊まってみたいが、なんせ費用は桁違いに高いのである、今回は遠慮して次回上さんと(妻)と悠々旅行の時にでも世話になろう・・。因みに、このホテルは1997年7月にオープンしたばかりで、2000年に開催された「九州・沖縄サミット」の主会場となった万国津梁館に隣接し、会期中は森首相をはじめとする日本政府代表の宿舎となったところでもある。
三方を海に囲まれた美しい景観のブセナ岬に建ち、光と風をふんだんに取り入れた沖縄における最高のリゾートとを追求したホテルといわれる。

第26回主要国首脳会議は2000年7月に名護市の万国津梁館で開催された主要国首脳会議で、20世紀最後のサミットであり日本初の地方開催のサミットでもある。通称:「九州・沖縄サミット」と称した。
まず,そもそも「サミット」というのは何か・・、サミットとは「先進国」といわれる欧米+日本の7か国の首脳が集まり、この国々を主軸に置いた世界戦略を会議する場である。最近では「世界平和」や「環境問題」、「経済格差の是正」といったものを審議するところで、「先進国」が先頭に立って努力をしながら、世界規模の問題に対処していこうという目的を持った会議である。
尚、2008年7月、「北海道洞爺湖サミット」が開かれる予定である。

この岬一帯は沖縄海中公園となっていて、洒落た遊歩道を行くと先端が周知名所の「海中展望塔」が建つ。海上桟橋を行くと円筒形のタワーが海中へ伸びている。
沖縄唯一の海中展望塔で、水深4mの海中展望塔の窓を覗けば40種類以上の熱帯魚が自由に乱舞する幻想的な世界が広がる。またここでは、くじら型グラス底ボートが就航してて、南国の心地よい潮風にあたりながら海中探訪が満喫できる。
実は、先般沖縄を訪れたとき、この岬公園で存分に遊覧した記憶が蘇ったのであった。

この岬の裏側が「喜瀬ビーチ」である、国道沿いに喜瀬ビーチパレスというホテルが建つ。
このホテルは我等が泊まっている「恩納マリンパレス」と同系のホテルで、金秀リゾートという会社が経営しているようだ。 無論、我等のホテルの方が規模も大きく、内容も充実していて満足であるが・・。

ここを過ぎると間もなく沖縄高速道の終点である「許田」で、名護の市外も近い。右手には沖縄には珍しい「道の駅・許田」」があった。県内には五箇所の道の駅があるが、ここ道の駅・許田が第一号らしい。
「やんばるる物産センタ−」というのが併設されていて、北部市町村の特産品コーナー、青果コーナー、鮮魚コーナー、園芸コーナーなどがあり、やんばるのココでしか手に入らないもの、美味しいものや珍しいものが満載だとか・・。


名護市街の賑やかな海岸通りを抜けると、道は大きくYの字の二股に分かれる。 「本部」(もとぶ)方面はその左手で国道449号線の海岸道を行くようになる。
住宅地を暫く走るとリゾートホテル・「リゾネックス名護」の豪奢な建物があり、その先は海岸沿いの快適な4車線道路になる。 かと思うと道沿いに琉球セメントの採石場がありチョット艶消しであるが、再び東屋も有る好適地の海岸線を走る。
歴史が有るといわれる海岸線の「塩川ビーチ」を過ぎると、間もなく「瀬底島」が大きく横たわり、その美しい瀬底大橋を横目に見る。


  【瀬底島・水納島】

沖縄本島の北端、東シナ海に浮かぶ瀬底島は周囲約8km小さな島である。
島の西側に白い砂浜が広がる静かな瀬底ビーチがある・・、先般、沖縄を訪れた時このビーチまで来てみたが、目の前に広がる離島ならではの静けさの中、エメラルドグリーンの海が広がっていたのを思い出す。
昭和60年に開通したという、まだ新しい全長762mの瀬底大橋を渡り、反対側の位置するのがこのビーチで、ビーチから「伊江島」や「水納島」の情景も美しく眺められる。
因みに、瀬底大橋が完成するまでは、米軍の上陸用舟艇の渡し船が行き来してたらしい、このあたりいかにも沖縄らしいた。 渥美清主演の映画「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」で、リリーが東京に帰ったと聞いて寅さんがあわてて飛び乗るのが、この浜のこの船であったという。

「水納島」であるが・・、
クロワッサンアイランドとも呼ばれているらしい・・。 水納ビーチの浜、入江が島の内部を抉る(えぐる)ように広がっていて、この島が三日月形のクロワッサンに似ていることからこの名が付いたらしい。
島へは渡久地港から高速船「みんな」で約15分、水納島ツアーも実施しているらしくホテルも在り人気の島となっている。
次回にはプライベートな気分で是非訪れたい・・。


瀬底島と大橋

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【沖縄海洋博公園】
国道は本部町中心部へと向かう・・。 
入江になっている渡久地港を横切る本部大橋を渡りと間もなく標識に従って左折すると海岸線に沿って緑の園地が大きく広がる。 
目的地の「海洋博公園」である。
公園のグリーン地帯になってからは、車をソロリソロリと進ませる。

克って、息子が新婚旅行でこの地を数年前に訪れていているが、聞くところ様子も変わってしまったらしく水族館はどの辺りか、駐車場はどこら変化覚えていないと言う・・。
しかたなし車をそのまま前進させるとサッパリした広場が見えてきたので寄せてみた。案の定其処は正面玄関らしく、すぐ横に立派な駐車場も空いたスペースを持ちながら存在していた。
そこは公園のほぼ中央に位置する中央ゲートで、広々とした石畳のスペースには花でできたイカとヤドカリ(カニ・・?)の巨大なモニュメントが出迎えてくれた。


沖縄海洋博公園・中央ゲート

こちらの公園は入場無料で、各施設に入るときにそれなりの入場料がかかる様である。
息子家族は孫を乗せたベビーカーでゆったりした坂道を降り、我らは広ーい階段を下りてゆく。
途中でオッチャン連が「園内を自由に乗れる券だよ・・」といって我等4人分の乗車券を渡してくれた。 園内遊覧用の乗降自由券(1枚200円)であった。

公園中央センターエリアには円形の巨大な噴水が水を勢い良く吐き出していた。  ノズルからは噴水の高さ7メートルまで上がり、それをとりまく大小のノズルからは、アーチ状、きり状、あるいはガラス棒のような噴水が見られる・・、孫たちは大喜びである。
丁度、園内遊覧の電気自動車がやってきたので、例の券を見せて全員貸切で乗り込んだ・・、ガイドつきの車はなかなかの乗り心地であった。

国営沖縄記念公園は、昭和50年に開催された「沖縄国際海洋博覧会」を記念して、昭和51年8月に博覧会跡地に設置された国営公園である。
「沖縄国際海洋博覧会」、通称「沖縄海洋博」は、1975年7月19日から1976年1月18日にわたって、世界初の「海洋」や「海」そのものをテーマとした海洋博で、沖縄が日本本土への復帰した記念とし同時に、沖縄の復興と経済振興の促進を目的としていた。
日本政府や沖縄県をはじめ外国政府35、国際機関3、民間企業7グループが出展し、入場者は約348万人を記録したという。
会場のメインとなったのは、未来の海上都市をテーマにした「アクアポリス」というもので、本部半島を望んで浮かぶ白亜の建造物は、長蛇の列ができる程の人気を博したという。その会場中では「沖縄館」や県内初の水族館、会場内を走る電気自動車が人気を呼び、又、アクアポリス下の海中に作られた海洋牧場も未来型の漁業として注目を集めたという。

我等は今、その電気自動車に乗って、生まれ変わった「海洋博公園」を見物しているのであるが・・。
広大な公園は西側の海に面して南北へ「く」のように細長く延びていて、広さは約77ha(東京ドーム17個分)ある。
公園は主に三つのエリアに分かれていて、南側が「花と緑のエリア」で一年を通じて花が観れるよう世界的な規模の温室を設け、ランや熱帯果樹・花木等熱帯性の植物が植生する「熱帯ドリームセンター」や亜熱帯都市緑化植物園などがある。
海に面した部分を「海のエリア」といい、公園内でも最も人気の有るメイン地区で目玉のジンベエザメ、マンタなど大型のサメ・エイ類を飼育している世界最大級の「沖縄美ら海水族館」があり、マナティーがいるマナティー館、ウミガメの産卵から成長まで観察できるウミガメ館、イルカの能力や人工尾びれのイルカを観察できる「イルカラグーン」そして、白砂を敷きつめた人工ビーチで日本の水浴場八十八選に認定された「エメラルドビーチ」(4月から10月末)などがある。海辺には木製の「海岸遊歩道」があり、沖縄のコバルトブルーの海や島々を眺められる。そして北部が「歴史、文化エリア」で、総合案内所の有る中央ゲート、噴水広場を含む東南アジア諸国の「海洋文化館」、琉球列島古来からの民家群及び民家庭園を再現した「おきなわ郷土村」、沖縄の植物のうち代表的な種類を展示植栽した「おもろ植物園」等がある。
又、広大な公園のゲートは南端の南ゲート、北ゲートと我等が駐車している中央ゲートがあり、駐車場は概ね中央ゲート付近に6箇所程度ある。

我等は電気自動車で遊覧した後、水族館とイルカラグーンの位置で降りて、先ず、孫のためにもイルカを見物することにした。
大小円形の水槽が3個あって、数頭のイルカが泳ぎまわっている。
11時過ぎからはイルカのショーもあり、イルカについての解説、浅瀬プール(深さ50cm)でのイルカとふれあいながらの解説、トレーナーのえさやり体験そして輪跳びの跳躍や曲芸で我等を楽しませてくれた。
聞く所、イルカラグーンにいる尾びれが壊死(えし)して泳げなくなった「フジ」が人工尾びれを装着、再びジャンプが出来るようになったという。このことはNHKの「にんげんドキュメント」で2005年2月に「ヒレをもらったイルカ」として放送されたようである。


水族館前の「イルカラグーン」

尚、イルカラグーンの近くには、「オキちゃん劇場」や「イルカスタジオ」などもあり、イルカの能力などを実演するとともに科学的に解説などもしているようである。

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【美ら海水族館】

ショーが終了後、我等はすぐ隣に有る「美ら海水族館」へ向かった。
割安の入場券をこちらへ来る途中既に購入していたので、そのまま入場した。
各種の水槽で各種の魚類やサンゴや深海魚、珍しい魚やカニなども見ることもでき楽しめる。これらを見物した後、劇場風の空間に出た、この水族館のメーンエリアで正面には映画館の大型スクリーンにような巨大水槽があり、そこで魚たちは悠々と泳ぎまわっている。

この水槽は世界最大のアクリルパネルで高さ8.2m、幅22.5m、厚さ60cmを使用した「黒潮の海」と命名している。そこには7mを越すジンベイザメやマンタが優雅に泳ぎ、対照的にマグロやカツオはせわしげに力強く泳ぎ周っている。
目玉の「ジンベイザメ」は水槽の端をグルグルと泳いでいるので、巨大アクリルパネルの前でしばらく待っていると同じ風景を何回も見ることができる。劇場空間の横には軽食レストランもあり、同じエリアを縦長の水槽でジョッキを傾けながらノンビリ観察できる。ジンベイザメが目の前に現われた時などはスパゲティを頬張り、生ビールを流し込みながらワーキャーキャーと大騒ぎであった。
館内見物の所要時間はゆっくり歩きながらで1時間程、写真を撮ったり食事をしながらじっくり見てると2,3時間から半日は必要かもしれない。

沖縄美ら海水族館


大型スクリーンにような巨大水槽

我等は2時間もいたのだろうか・・・、そんなこんな思いを寄せながら水族館を後にした。
尚、公園には、その他色々な施設があるようで、多少の未練を残しながら海洋博公園を出る。  次頁へ

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